世界が注目 ヘルシー和食

欧米化する日本の食生活。
しかし今、伝統的な和食の良さが世界中で注目されています。
1977年アメリカ上院特別委員会で報告されたマクガバンレポートでは、理想的な食事は日本人の食事であるとの報告がありました。これにより肉食中心の欧米に比べ日本食は魚中心でヘルシーとのイメージが世界中に広まりました。
しかし、20年以上の時を経て残念なことに日本も食の欧米化で米野菜の消費量が減少し、肉、油脂類の消費量が増加。
栄養バランスが崩れて、生活習慣病が死亡原因の約6割を占めています。
そのため今、1997年昭和50年代の理想的食事として世界的に認められた健全な食生活を取り戻すことが日本人に必要とされます。
昭和50年代は、主食である米を中心に水産、畜産物、野菜、果実などの副食を多様に取り入れた理想的な形が構成されていました。 
身土不二という言葉がありますがこれは人の命と健康は食べ物で支えられ、食べ物は土が育てる。故に、人の命と健康はその土と共にある。ということを意味します。
明治時代は、四里四方(16キロ四方)でとれる旬のものを食べようという運動もありました。生まれ育った土地でとれた食べ物が一番からだに良いという教えだとおもいます。
またそうした日本にあった食生活を表した、「まごはやさしい」という語呂合わせもあります。